ソウル駅は「一つの駅」ではありません
ソウル駅は、KTXと一般列車が発着する地上のKORAIL駅、地下深くにある空港鉄道AREX、ソウル地下鉄1号線・4号線、京義・中央線の乗り場がつながった大型ターミナルです。「ソウル駅」という表示が見えても、目的の列車のすぐ近くにいるとは限りません。
移動の順番は、運営会社 → 路線・列車種別 → ホームまたは出口番号です。出口番号だけを追うと、別の路線エリアや建物の反対側へ出てしまうことがあります。
| 目的 | 追う表示 | 最後に確認すること |
|---|---|---|
| KTX・都市間列車 | KORAIL、KTX、Train、타는 곳 | 列車番号、行先、発車ホーム |
| 仁川・金浦空港 | Airport Railroad、AREX、공항철도 | 直通列車か一般列車か、空港ターミナル |
| 市庁・鍾路方面 | 濃い青の 1号線・1호선 | ホームの方面・行先 |
| 明洞・東大門方面 | 水色の 4号線・4호선 | ホームの方面・行先 |
| 京義・中央線 | 경의중앙선 | その列車がソウル駅発着か |
京義・中央線は、路線上のすべての列車がソウル駅へ来るわけではありません。駅の電光掲示板または当日の経路検索で、行先と発車場所を確認してください。

地下鉄1号線の公式構内図
1号線のB1コンコース、B2ホーム、1~15番出口、4号線および空港鉄道への乗り換え通路が掲載されています。男女の人型はトイレ、四角い昇降機の記号はエレベーター、車いすの記号はバリアフリーリフトです。

図中の赤い「現在位置」は、元の案内板が設置された場所を示す印です。スマートフォンの現在地ではないため、まず自分がB1かB2のどこにいるかを周囲の表示で確かめてください。
地下鉄4号線の公式構内図
4号線のB1コンコースとB2ホーム、1~14番出口、コンコースのトイレ、エレベーター、1号線への通路、15番出口方向の空港鉄道乗り換えが確認できます。

図では近く見えても、実際には階を移動して長い通路を歩く区間があります。乗り換えの色付き表示を途切れずに追い、地上出口の番号が近いという理由だけで改札を出ないようにしましょう。
トイレは「今いるエリア」で探す
ソウル駅全体に共通する一か所のトイレがあるわけではありません。運営会社と改札の内外によって最短のトイレが変わります。
| 現在地 | 探し方 |
|---|---|
| KORAIL・KTXメインコンコース | ホームへ向かう前に公開コンコースのトイレ表示を探します。不明ならKORAIL案内所で確認します。 |
| 地下鉄1号線 | 上の1号線構内図で現在の階と出口側を合わせ、B1コンコースのトイレ記号を確認します。 |
| 地下鉄4号線 | 4号線構内図のB1通路に表示されたトイレ記号を確認します。 |
| AREX | AREXエリアの施設表示または案内所を利用します。運営会社はAREX駅エリアにバリアフリートイレ3か所を案内しています。 |
| 乗り換え途中 | 子ども連れや大きな荷物がある場合、長い通路や改札を越える前に現在のエリアで済ませます。 |
韓国語では 화장실 어디예요?(ファジャンシル オディエヨ、「トイレはどこですか」)です。発音が難しければ、화장실 の文字を駅員に見せても通じます。改札の内外や工事による動線変更はあり得るため、古いブログ写真より現地表示を優先してください。
主要施設の早見表
施設は運営会社ごとに管理されています。次のAREX公表数は空港鉄道ソウル駅エリアのみで、ソウル駅全体の合計ではありません。
| 施設 | 利用時のポイント |
|---|---|
| エレベーター・エスカレーター | 公式構内図に位置が表示されています。AREXエリアにはエレベーター10基、エスカレーター19基、動く歩道4基が案内されています。スーツケースやベビーカーではエレベーター経路を選びます。 |
| バリアフリートイレ | AREXは3か所を案内。地下鉄側は1号線・4号線構内図の各記号を確認します。 |
| コインロッカー・荷物保管 | AREXにはロッカーがあります。ソウル市の案内ではT-Luggageは1番出口付近のB1にありますが、空き状況と営業時間は変わり得ます。 |
| ATM | AREXはB3にATMを案内。海外カード対応や手数料は機械と発行会社によって異なります。 |
| 案内・乗車券 | 運営会社ごとに窓口が異なります。乗車するKORAIL、AREX、地下鉄の窓口で尋ねます。 |
| 車いす設備 | AREXはB3に車いす用急速充電器を案内しています。乗車介助が必要なら可能な限り事前に運営会社へ連絡します。 |
| AED・非常設備 | AREXエリアにはAED5台が案内され、地下鉄構内図にも非常設備が表示されています。緊急時は駅員の指示に従います。 |
週末や連休はロッカーが埋まることがあります。到着後に必ず空きがある前提で、時間の厳しい予定を組まない方が安全です。
AREXからKTXへ:上下移動の多い乗り換え
AREXのホームはB7、KTXのメインコンコースは地上側にあります。複数の階、エスカレーターまたはエレベーター、連絡通路を移動するため、同じ「ソウル駅構内」でも大きな荷物があると時間がかかります。
次の図は距離を表す正式な構内図ではなく、乗り換え時に確認する地点を単純化したものです。B3では、KORAIL・KTXへ上がるのか、地下鉄1・4号線の乗り換え通路へ進むのかを表示で判断してください。前の人について行くだけでは別のエリアへ進むことがあります。

AREX公式ページには、主要階を事前に見られる屋内ストリートビューがあります。出発前にエレベーター、通路、改札の景色を確認しておくと、現地で表示を見つけやすくなります。
| 階 | 確認する場所 | 公式画像で見る |
|---|---|---|
| B7 | AREXホームと最初のエレベーター・エスカレーター選択 | B7ストリートビュー |
| B6 | 上下移動の途中にある接続エリア | B6ストリートビュー |
| B3 | 改札と運営会社別の表示を選ぶ分岐 | B3ストリートビュー |
| B2 | 連絡駅へ向かうエレベーターと通路 | B2ストリートビュー |
| 1F | AREX地上入口と駅舎側の向き | 1Fストリートビュー |

- AREXを降りたら、地下鉄の出口番号ではなく KTX / KORAIL / Seoul Station 表示を追います。
- 大きな荷物がある場合は、近く見えるエスカレーターよりエレベーター記号を優先します。
- KORAILメインコンコースに着いたら大型の出発案内板を探します。
- 乗車券の列車番号と行先を照合し、ホーム番号を確認します。
- 時間があれば、ホームへ向かう前にトイレと飲み物を済ませます。
空港へ向かう場合、AREXには直通列車と一般列車があります。列車種別と利用ターミナルを必ず確認してください。運賃と時刻は変わるため、古い旅行記ではなく当日の公式案内を使います。
KTXから地下鉄1号線・4号線へ
KORAILコンコースで Subway / 지하철 を追い、その後に路線番号と色を確認します。空港鉄道も地下へ向かうため、「地下へ降りる」だけでは正しい乗り換えになりません。1号線は濃い青、4号線は水色です。
改札を通る前に、路線番号の下に表示された方面を確認します。最終目的地まではNAVERマップの韓国向け経路検索を使い、推奨出口と目的地の韓国語住所を照合すると迷いにくくなります。
交通カードへのチャージや支払い方法は韓国のカード・現金・交通決済ガイドで確認できます。海外発行カードは券売機や発行会社によって通らない場合があるため、少額現金か別の支払い手段も用意してください。
1号線と4号線の乗り換え
両路線は改札内で接続しています。乗り換え記号と次の路線の色・番号を続けて追います。公式構内図では連絡通路が緑色で示されています。最短の階段経路とエレベーター経路は一致しないことがあるため、荷物やベビーカーがある場合は遠回りに見えてもエレベーター表示を優先します。

ホームに着いたら、路線番号と進行方向の両方を確認してから乗車します。「ソウル駅」は現在の乗換駅名であり、進行方向ではありません。
地上出口を間違えない方法
先に目的地名を確認し、その後で出口を選びます。大通り、線路、複数の駅舎があるため、反対側へ出ると大きく迂回することがあります。NAVERマップに目的地の韓国語名と道路名住所を保存し、アプリの推奨出口を現在いる路線エリアの表示と照合してください。
タクシーは地下通路から呼ばず、案内されたタクシー乗り場または実際に待てる地上の縁石へ移動します。大駅では建物の側面と道路階が重要なので、青い現在地マークではなく実際の乗車場所にピンを合わせます。

時間を失いやすい5つのミス
- 路線名を見ずに出口番号だけを追う。 番号は駅全体の共通座標ではありません。
- KTXと空港鉄道を同じ乗り場だと思う。 鉄道の記号が似ていても、駅エリアと乗車券は別です。
- AREXの列車種別を確認しない。 直通列車・一般列車と空港ターミナルを確認します。
- トイレに行かず長い乗り換えを始める。 次の施設が改札の反対側や別の階にある場合があります。
- ソウル駅と龍山駅を取り違える。 列車により停車駅が異なるため、乗車券に印字された駅名が基準です。
出発前にKORAILの公式時刻表、乗車券の発車駅・列車番号・時刻を確認し、当日はAREXと地下鉄の運行情報も再確認してください。空港鉄道から都市間列車へ乗り継ぐ場合は、子ども連れ、移動制約、大きな荷物を考慮して十分な余裕を持たせましょう。


